なぜゲルを扱うのか?
「細胞(Cell)はゲル
(Gel)である」
その物理化学的な性質において、細胞とゲルはよく似ています。ゲルの性質の中には、生命の本質に迫る、共通かつ普遍的なメカニズムがあります。その本質抽出しうまく利用すれば、ゲルを使って細胞と同様な機能(運動機能、物質輸送機能、情報変換・伝達機能など)を持つ材料を人工的に作ることができるでしょう。それは必ずしも生命物質だけを扱うことを意味するものではありません。全く違った物質を使って同じ原理で生命体を人工的に再現できた時、我々は本当にバイオを学んだといえるでしょう。バイオを越えたバイオへの挑戦が、そこにはあります。
Leeさんの「自励振動ゲルの階層構造によって創発する振動同期現象」に関する論文がJ. Phys. Chem. B誌に掲載されました.
Leeさんの広範囲な温度領域で動作する自励振動ゲルに関する論文がMacromol. Rapid Commun. 誌に掲載されました.
自励振動ゲルが示す高調波共鳴や引き込み現象に関する論文がPNAS紙に掲載されました.本研究は英Reading大学の林先生との共同研究として進められました.
Suwen Leeさんが工学系研究科長賞を受賞しました.おめでとうございます!
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