バイオ材料システム工学研究室
Biomaterials System
Engineering Laboratory


(吉田 亮 准教授 研究室)

高分子ゲルを用いた人工バイオマシンの創製


●2001年4月よりスタートした研究室です。

 生体は、情報の伝達、物質の輸送、運動や力の創生などが分子レベルでの協調によって 起こる究極の材料システムといえます。生体を手本とし、その機能を代替したり模倣する 材料・システムを、「高分子ゲル」を使って人工的に設計・構築することを試みています。 また、材料が環境と調和しながら自己組織化する過程を分子間の相互作用を通して調べる ことは、生体機能の本質を解明するための重要な手掛かりを与えてくれるでしょう。
 このように、生物が有する優れた物質や機能を広く人工的に取り入れ、生物類似あるいは それを越える機能を有する物質・材料系やシステムを実現する研究を行っています。
●なぜゲルを扱うのか?・・・「細胞(Cell)はゲル(Gel)である」

 その物理化学的な性質において、細胞とゲルはよく似ています。ゲルの性質の中には、 生命の本質に迫る、共通かつ普遍的なメカニズムがあります。その本質を抽出しうまく 利用すれば、ゲルを使って細胞と同様な機能(運動機能、物質輸送機能、情報変換・伝達 機能など)を持つ材料を人工的に作ることができるでしょう。
 それは必ずしも生体物質だけを扱うことを意味するものではありません。 全く違った物質を使って同じ原理で生体機能を人工的に再現できたとき、我々は本当にバイオ に学んだといえるでしょう。バイオを超えたバイオへの挑戦が、そこにはあります。

2004年6月発刊 吉田 亮 著:
「高分子先端材料One Point 2 高分子ゲル」
(共立出版)B6版140頁、1,400円

「驚異のソフトマテリアル-最新の機能性ゲル研究 日本化学会編」
2010年4月発行(化学同人)
この中で吉田研究室が5ページにわたり紹介されています。
 

●アクセス
〒113-8656
東京都文京区本郷7-3-1
東京大学大学院 工学系研究科マテリアル工学専攻
吉田 亮 研究室
Office: 工学部4号館412A号室
Lab.:工学部4号館432号室、412B号室
Phone & Fax: 03-5841-7112
経路
東京メトロ丸ノ内線、都営地下鉄大江戸線
        本郷三丁目駅 徒歩15分
東京メトロ南北線 東大前駅 徒歩7分
東京メトロ千代田線 根津駅 徒歩9分


2006年11月〜2007年6月の間、我々が開発した「自励振動ゲル」を題材にした漫画が「週刊漫画サンデー」に連載されました(全23回)。
やまあき道屯 作 「エナジィ」 という漫画です。
幼馴染の恋人を救うために、 この自励振動ゲルで人工心臓を作った科学者を描いてます。人工心臓vs.ES細胞という、 近未来サイエンスフィクション漫画です。

詳細はやまあき氏のホームページで。 こちら で紹介されています。 取材日記は こちら

GelSympo2007のホームページは こちら